施術方針

頭痛に対する施術方針

takamuraseitai

Q:施術によって、なぜ頭痛が緩和するのか?


このテーマについてご説明させて頂きます。

※前提として、急性頭痛は医療機関の受診が必要となります。
 今回ご紹介する内容は、病院受診を継続しており症状が固定している慢性頭痛の症状についてお伝えいたします。

目次
1.頭痛の原因
2.頭痛の検査方法
3.頭痛の施術方法
4.当院の特徴

1.頭痛の原因

 当院では慢性頭痛の原因として大きく3つあると考えております。

頭痛の原因

(1)筋骨格系の問題
(2)内臓の問題
(3)循環の問題

(1)筋骨格系の問題

 頭蓋骨は15種23個の骨から構成されており、骨と骨の間を縫合といいます。この縫合の裏側には血管や神経が通っています。そのため縫合がずれて歪みが起こると、血管や神経が刺激されて痛みが出ます。

 縫合が歪む原因として外傷、手術、姿勢不良、心理的なストレス、噛み合わせなどが挙げられます。

(2)内臓の問題

 頭痛が起こる部位と内臓には深い関係性があります。例えば前頭部の頭痛は、胃の問題と関係しています。

 なぜ頭痛と内臓が関わるかというと、内臓の問題が起こると頭蓋や首・肩に筋肉の張りを作ることや骨の位置を歪める程の影響があるからです。また、循環の問題にも関連してきます。

 結果として、先に述べた頭蓋骨の歪みを作り頭痛を引き起こします。

(3)循環の問題

 循環が悪くなると血管性の問題や筋肉の張りを作り、結果的に頭痛を引き起こします。

2.頭痛の検査方法

 当院では頭痛の原因の特定のために3つの方法を用います。

頭痛の検査方法

(1)痛みの部位に対する検査
(2)痛みの性質に対する検査
(3)痛みと全身との関連

(1)痛みの部位に対する検査

 痛みが出ている部位を直接確認して、なぜその部位に痛みが起こっているのか検査します。

 例えば頭の前側に痛みがある場合、前頭部の検査と眼窩などの検査を行います。また、側頭部に痛みがあれば顎の関節や側頭骨・頬骨などの検査を行います。

(2)痛みの性質に対する検査

 痛みをどのように感じるのか、どのタイミングで痛みが出るのかを確認します。

 例えば、ズキズキするような痛みの場合、拍動性の頭痛を疑います。また、天気の状況によって頭痛が起こる場合、気圧の変化に伴う頭痛を疑います。

(3)痛みと全身との関連

 人間の身体はピラミッドのように1つのユニットとなっているため、他の部位の歪みが頭蓋骨を歪めてしまうことがよくあります。そのため、足の歪みであっても頭蓋骨が歪んでしまう原因となり得ます。

 その他、頭痛が起こる部位と特定の内臓には関連性があります。例えば胃の不調は頭の前側に痛みを出すことがあります。

 このように頭痛が起こった場合は、痛みの部位に対して検査をするだけでなく全身との関連をみていく必要性があります。

3.頭痛の施術方法

 施術は、以下の2つの方法を用います。

頭痛の施術方法

(1)組織の調整
(2)ツボ

(1)組織の調整

 頭痛の原因となっている組織の正常化を図り、症状の緩和を図ります。

 組織の調整とは、具体的には解剖学的に本来の正しい位置にゆっくり動かしていく操作のことを指します。

 例えば、頭痛の原因が縫合の歪みだった場合、縫合に手を優しく添えて歪んだ位置から正しい位置にゆっくりと動かし戻していきます。その他の例として、胃の位置異常によって頭痛が起こっている場合、胃を正常な位置にゆっくりと戻していきます。

 このように頭痛の原因を特定した後は、歪んだ組織あるいは位置異常に対してゆっくりと正常な状態に調整していく施術を行っていきます。

(2)ツボ

 頭痛の原因となっている組織に対して、東洋医学のツボを用いた施術を行います。

 ツボを軽いタッチで刺激することで、骨の位置や内臓の位置などの正常化を促してくれます。例えば眼の下にある胃のツボを用いることで、胃の位置が正常な位置に戻りやすくなります。

 以上の(1)、(2)の方法を用いて頭痛の緩和を図っていきます。いずれもソフトな刺激での施術となるため、痛みをほとんど感じません。

 結論として、当院では頭蓋骨の細かい状態の検査、全身と頭痛の関連性の検査によって頭痛の原因を特定していきます。そして、その原因に対して対応できる施術方法を持っているため、当院の施術で頭痛が緩和されていきます。

4.当院の特徴

 当院では、以下の症状の頭痛のタイプに対して施術での対応が可能です。

施術での対応可能な症状

・両側の頭痛

・片側の頭痛

・こめかみの頭痛

・前頭部と後頭部の頭痛(GOTNS:大後頭三叉神経症候群)

・眼の奥の痛みを伴う頭痛

・拍動性の頭痛

・うっ血性の頭痛(力むと痛みが出現する)

・どこかはっきり分からない頭痛

・生理に伴う頭痛

・眼精疲労を伴う頭痛

・肩こりを伴う頭痛

・閃輝暗点を伴う頭痛(チカチカ光が見える)

・気圧の変化に伴う頭痛

 上記のように頭痛といっても多くのタイプがあり、それぞれ頭痛の原因も施術方法も異なります。そのため、一般的に聞かれるような肩や首の筋肉のマッサージのみでは頭痛の根本的な解決は難しいと当院では考えております。

 当院の特徴として、上記に載せた様々なタイプの頭痛の検査や施術が可能であり、頭蓋骨を含めた全身に対する施術によって体質の改善を目指していきます。

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